事業仕分けのスーパーコンピューター(日本は一番だったことがないかも)
事業仕分けで、スーパーコンピューターに対する予算を削減するかしないかで、行政側の無知と専門家のテリトリー意識によるエゴがむき出しになっていますね。注目を集める話題には一言、口をはさまずにはいられないお祭り都知事がまた、つまらないことをいっているようです。蓮舫さんが「二位ではなぜいけないのか」といったことに対して、「文明工学的に白痴」呼ばわりしています。
Wikiで検索すればわかりますが、スーパーコンピューターの順位付けで、日本は海洋開発機構の持つNEC製の地球シミュレーターが、2009年11月現在34位、Top10の内、8台がアメリカで残りは、中国とドイツです。ただ、2002.06から 2004.11まで、連続でトップだったそうですが、2002年でもTop10の8台はアメリカ、残り一台はフランスです。スーパーコンピューターの国別の総仕事量も考えた方がいいでしょう。クロックアップを競うだけのパソコンおたくじゃないんですから、技術のための技術でなく、目的のための技術であるなら、なおさらです。
最先端ではトップしか意味がないと石原さんがいうのなら、日本の最新技術担当部局はここ五年間(もしくは今まで常に)、白痴以下だと彼は思っているのでしょう。これが二三年でトップになれると考えているとすれば、そっちの方がよっぽど、「???」という感じです。
まず日本にIntelとnVidiaよりすぐれた企業をかかえるシリコンバレーを作らないと実質、一番にはなれないわけで、それでは何十年かかっても無理でしょう。なにしろアメリカが許してくれませんから。日本製OSもいろいろ、いちゃもんつけられてつぶされた経緯があるような話は、そっちの話題が好きな人なら、聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
お祭り知事は、実よりハッタリを取る人なので、一台だけ日本がトップなら、他の何十台がアメリカであっても満足するかもしれません。(日本製の中身はインテルのx64だったとしても*1)
もう、うわべだけで国民を誤魔化す時代は終わったと思いませんか。実質的な日本の実力を謙虚に受け止めることによって、どうすれば、効率よく、力をつけていけるのかを考えた方がいいように思います。
自分の実力を認めることができる強い心を持ちたいものです。
リンク: 石原知事、蓮舫氏発言を「白痴的」とメッタ斬り – 速報:@niftyニュース.
追加
これって、先端技術の太平洋戦争ではないのかと。
「一位対二位の戦いなら我が軍はしのげましょう。
しかし、時期が経ち、総力戦になれば一台対八台で我が軍が圧倒的に不利であります。」
国民は勝利のニュースに踊らされるわけだ。
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%8E%E7%94%A8%E4%BA%AC%E9%80%9F%E8%A8%88%E7%AE%97%E6%A9%9F ベクトル担当のNECと日立がすでに撤退しているとのこと。残るスカラ担当の富士通で他の国と同じようにスカラ型のスパコンにする予定だそうですが、どこのCPUを使うのでしょうか。ベクトル・スカラー混在型はベクトル型の専用マイクロプロセッサを作るので費用が桁違いに高くなるそうですが、一般的なマイクロプロセッサのスカラ型にして以前と予算が変わらなければ、かえっておかしな話です。また、一般的なCPUをマイクロプロセッサとして使うので、技術水準の勝負というより、金額的な物量勝負で計算能力が変わるのではと、素人考えで思います。[↩]









































